思い出す必要もないくらい覚えてる

推しに捕らわれたアラサー女

推しは永遠じゃない

題名のようなことを思ったのでつらつらと......。

先日とある舞台の次回作の発表がされまして、阿鼻叫喚、悲喜こもごも、まぁ色々な反応がありました。なにがあったかというと、キャスト変更です。なーんだと思った方もみえると思います。そんなことかと。その発表がなされた直後、わたしのTLは批判めいた言葉や惜しむ声で溢れました。「〇〇役は△△じゃないとやだ。」みたいな声が大多数で、中には「運営はヲタを敵に回した。」や「次回作もう行かない!」みたいなものまで。そんな投稿を見て思ったのです、『この惜しんでいる人の何%が、そのキャラのブロマイドを買ったんだろう。そのキャラ色のペンラを振ったんだろう。そもそも公演に入ってんのか?』と。

今回のキャス変は、曲がりなりにも追ってきたものからすると、運営・制作側からの契約切ではないと思います。ひょっとしたら俳優本人か事務所が辞退したのではないかと思います。それは彼と他キャストとの温度差というか、「あ、これ、もうこの人はこの先は出ないな......。」と気づいてしまうくらいの温度差を、日々感じていました。わかっちゃいますよ、だってずっと見てきたんだもん。

わたしはこの公演がトライアルを行うときから見ていて、時には他舞台と比べられ、批判や軽く見られたりしているのを辛い気持ちで追ってきました。それが、1年以上続く息の長いコンテンツに成長してくれて、たくさんの景色を見せてくれた、その運営・制作会社さんにも感謝しています。

だからこそ「運営にはがっかりした」みたいな言葉が許せなかったのです。そんなに言うならもっとブロマ積んだらよかったじゃん。もっとそのキャラがジャケットになってるCD買えばよかったじゃん。もっとペンラのカラーでアピールすればよかったじゃん。そうしたら俳優さん本人や事務所だって(もし運営からの契約切だったとしても)、このキャラは人気がある、それは△△さんがやっているからだ!ってなったんじゃないの?それもすることなく、ただ感情にまかせてTLに文句を垂れ流すのに何の意味があるの?そう思いました。それを言っていいのはブロマやCDを買い、公演に足を運んだ人であって茶の間のあんたらじゃない。あぁわたしも感情に任せて書いちゃってますね、反省。

そこで思いました。「わたしは推しさんがキャス変になったらどうする?」

すぐ思ったのは「それでも行く。そのコンテンツの作品にも、推しさんの別舞台にも。だって推しさん=役じゃない。推しさんは推しさん。役は役。」でした。推しさんが一人の人間である以上、歳も取るし、心境も変わるし、何より社会人として事務所に所属している以上、事務所の方針だってある。働いている人は分かりやすいと思いますが、社会ってそうじゃないですか。今まで北に向かって走っていたのが、上層部の方針転換で南に向かって走ることになったり。それを一人が「いや、北に向かおう!」と言っても、新方針が嫌なら辞めろ、と言われることもあるんですよ。それって仕方ないんですよ。あとはそれをひっくり返す努力をし続ける情熱が、本人にあるかですけどね。

 だから、いつも「これで見納めかも」というつもりで見てます。その役を演じる推しさんも、推しさん自身も。突然引退とか全然有り得る世界だと思ってるので。だって推しさんは生きて、人格を持つ人間なんだもん。当たり前じゃん。そういう意味で、題名を付けました。そんなことを思った、クリスマスの朝でした。

まぁキャス変で死ぬとか言ってる人は(ほんとに死ぬとは思ってないけど)、生身の俳優さんを応援するのは向いてないと思う。二次元の永遠に変わらない推しを応援してた方が幸せだと思います。

さて!!そんな推しさんは今日は国外でお仕事です!日本で同じ空気吸えていないの辛すぎるけど、わたしもお仕事頑張ります!今日乗り越えればまた推しさんに会えるので、頑張りまーす!

くだらない気持ちの吐き出しにお付き合いいただき、ありがとうございました!!